昭和の大衆食堂のような雰囲気。家族、デート、一人でも気軽に入れるお店
新所沢駅を降りて徒歩8分。ファミレスの「ガスト」「デニーズ」、ちょっと先には「餃子市」が立ちならぶ交差点の前にできたポップで明るい外観のお店があります。店構えは秩父のレトロ食堂「パリ―食堂」のような雰囲気。
以前は「和風れすとらん天狗」でしたが、店前の看板を見ると大衆食堂「てんぐ大ホール」と書かれています。2023年にリニューアルし、てんぐ大ホールとなりました。運営は首都圏を中心に「天狗」「神田屋」など居酒屋を展開するテンアライド株式会社。
「てんぐ大ホール」のホームページを見ると、
コンセプトは、安くて旨い大衆食堂と書かれていました。
ファミレス主流の現代では「食堂」はどこか懐かしい趣がありますね。お品書きを見ると、懐かしい定番メニューをはじめ、流行の食トレンドも取り揃えた食事処となっています。もちろん、お酒を飲むこともできます。ちなみに、てんぐ大ホールはお通し代はなし。飲み物代だけ。
テンアライドが誇る人気店・炭火焼焼き魚定食「湊や磯吉食堂」のメニューも食べることができます。
こちらのコンセプトは、「焼き魚は炭火で焼くから旨いンだ」。
魚好きの胃袋も満足させます。
和食から、餃子・チキン南蛮定食、いくら丼など、何でも取り揃えた食堂メニューを注文することができます。
店内は明るい照明と広々とした空間
店内には木目調で統一されています。てんぐ大ホールの看板メニュー、イチ押し料理が貼られています。もし、注文に迷ったら店内を見渡してみてください。
店内の中間地点にドリンクバーもあります。
店内全体に吊るされた丸い照明が印象的でした。
店内にはテレビが設置されています。待ち時間も退屈させません。
懐かしメニュー「昔ながらのナポリタンセット」を注文
店員さんに人気メニューを聞くと、ランチでは昔ながらのナポリタンセット(税込869円)とのこと。子供からシニアの方まで幅広い層に人気とのこと。また、サイコロステーキ・唐揚げ・チャーハン定食など、ボリューム満点のメニューをオーダーする人が多いそうです
待っている間に、ナポリタンについて調べました。ナポリタンはイタリアのナポリが発祥ではなく、日本で生まれた料理でした。昭和初期には、喫茶店や洋食店でよく食べられていたメニューだったそうです。
ナポリタンは「MADE IN JAPAN FOOD」でした。なんだか誇らしい気持ちになりました。
懐かしいナポリタンセットが運ばれてきました。タバスコ、味噌汁もついてきました。
ナポリタンを一口すすれば、甘酸っぱいケチャップの味わいがお口に広がります。具材はたまねぎ、ピーマン、ウインナー、麺はもちもちタイプです。
セットのクリームメロンソーダの感想。子供の頃に一度は飲んだことがメロンソーダですが、みずみずしい「緑」とチェリーの「赤」のコントラスト、大人になっても心躍ります。一口いたたくと、バニラのアイスのおいしさが溶け込み、やさしい味わいでした。
てんぐ大ホールの懐かしいナポリタンセット、幼少期に食べたことがある、思い出の味が蘇りました。郷愁を誘う一品です。店内の雰囲気もグッド!料理も空間も堪能してみてください。