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【残念】所沢で食べられる和歌山ラーメン「ばり馬」が閉店

「札幌」「喜多方」「博多」「佐野」「尾道」……。全国各地にあるご当地ラーメンですが、言葉の意味は地方名が冠された土地独自の特色があるラーメンを指すようです。現在ご当地ラーメンは、約200種類あると言われています。所沢で数少ない和歌山ラーメンを食べられる「ばり馬」が3月25日で閉店していました。

行政道路に面したロードサイド店でした。

ばり馬は、大盛ごはんと和歌山ラーメンがセットになったランチメニューや、「GO!GO!ランチ550円」、無料で漬物食べ放題といったサービスなどがあり、ラーメン1杯1000円という時代の中に低価格で食べられるラーメンが好評でした。昼時には次から次へとお客さんが入っていたのに――。

場所はここ。

500円代でラーメンが食べられたのに。

特に、辛ニラが旨かった!

和歌山ラーメンの麺は基本細麺です。

「ばり馬 狭山ヶ丘店」は閉店してしまいましたが、「和歌山ラーメン」とはどんなラーメンなのかご紹介します。一言で説明するならば「中華そば」です。もう一歩踏み込むと、「とんこつ醤油の中華そば」です。昭和初期、和歌山市内を走っていた路面電車の停車場近くに軒を連ねていた屋台の味が発祥のようです。ラーメン店はもちろん、大衆食堂でも食べることができ、紀州の味として親しまれています。

和歌山ラーメンは大きく分けると「車庫前系」と「井出系」の2種類があります。ざっくり説明すると、醤油ベースが車庫前系(あっさり味)、豚骨ベースが井出系(こってり味)となります。

ばり馬は「車庫前系」も「井出系」もどちらも食べられました。

「ばり馬 狭山ヶ丘店」は閉店してしまいましたが、「上里店」「東松山店」2店舗で営業しています。

豚の背骨に鶏ガラ・鶏もみじ、香味野菜などを加えて一晩煮込んだスープ。一口飲むと、豚骨と鶏ガラの風味が広がる濃厚スープ。例えるなら、天下一品のようなドロ旨系。とんこつスープなのですが、博多とも違う独自の味わい。替え玉もできました。

埼玉県、いや関東でも和歌山ラーメンを食べられるお店は数える程度しかありません。和歌山県はちょっと遠いけど、埼玉県の「上里店」「東松山店」なら小一時間で行けますね。ばり馬ファンの方、あの味が恋しくなったら、ぜひ足をお運びください。ばり馬のラーメンを食べて、馬力つけてください。

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